ASBコミュニティ内では日々アジア×サッカー×ビジネスに関する情報を発信しています。本記事では、その中から5月に発信された情報の一部をお届けします。
掲載しているニュースは、「アジアとサッカーに関わる人をつなぐ・オンラインとオフラインをつなぐ」がテーマのASB -アジアサッカービジネスサロン- がキュレーションした情報となります。
日本のニュース
Jリーグに2人のタイ人選手が移籍
写真左:BGパトゥム・ユナイテッド(リーグ2位)→セレッソ大阪…チャウワット・ヴィラチャード
写真右:ブリーラム・ユナイテッド(リーグ1位)→コンサドーレ札幌…スパチョーク・サラチャート
タイリーグのシーズンが終了し、2人のタイ人選手の期限付き移籍が発表されました。
背番号は奇しくも2人とも49番です。セレッソ大阪は以前からBGとの提携をしていましたが、この移籍と同時にコンサドーレ札幌はブリーラムとの提携を新たに発表しました。両クラブのピッチ内外での活動にも注目です。
J1クラブ×にじさんじコラボ
J1リーグの18クラブとVTuberグループ「にじさんじ」のコラボが話題です。(現在は終了)
アバターで動画配信を行うVTuberの人気は凄まじく、「にじさんじ」のメンバーもフォロワーが30万人を超えていたりと高い影響力を持ちます。
当初はあまりにファン層が違いすぎて上手くいかないのではと思ったのですが、VTuberの方たちが「試合観るよー」と呟くとファンの方からのコメントが沢山ついたりしているので、クラブの知名度アップには貢献しているのだと思います。
ただ、クラブのカラーによって話題性には差があるようで、例えばこの記事にもあるようにジュビロ磐田や清水エスパルスはサポーターからも人気があるようです。一方、筆者の応援するクラブは全くと言っていいほど話を聞きませんでした。
サッカーとVTuberの共通点は「推し文化」。 J1クラブ×にじさんじコラボ応援団長・舞元啓介インタビュー前編 | footballista | フットボリスタ
1年越しに実現したカターレ富山のアジア戦略
ベトナムのホーチミンにカターレ富山が来越し、現地でサッカー教室を開催しました。実はこのイベントは昨年も予定をされていたのですが、コロナの影響もあって実現が出来ず、1年越しに実行されるイベントとなります。ベトナムではすでに川崎フロンターレが東急グループと共にベトナムをターゲットにアジア戦略をスタートしています。その川崎フロンターレはチャナティップ選手を獲得したこともあり、タイの開拓を進めている段階です。
様々なJリーグクラブがアジア戦略を企画し、コロナの規制が緩和されつつある今、アジア各国に足を運び、リアルなアジア戦略が動きつつあります。
アジアのニュース
ACL2022 決勝トーナメント: JDTの劇的AT決勝弾
ジョホールダルルタクジム対蔚山現代の試合は、両チーム共に勝てば決勝ステージ進出、負ければ敗退という大一番でした。会場は2020年にオープンしたジョホールのホーム「スルタン・イブラヒム・スタジアム」。
4万人収容のこのサッカー専用スタジアムにはこの日も大勢のサポーターが詰めかけ、日本のサポーターからも「かっこいい」「良いスタジアム」との声が上がっていました。
試合はドローで終わるかと思われた後半アディショナルタイムに韓国のオウンゴールによりジョホールが勝利し、クラブ悲願の初の決勝ステージ進出を果たしました。
監督も選手もサポーターも大盛り上がりでしたが、個人的にはオーナーであるイスマイル皇太子が涙を流していたのが印象的でした。
東南アジア勢ではタイのBGパトゥムユナイテッドも決勝トーナメント出場が決まっています。
日本×ベトナムの“サッカー外交”
アジア各国を歴訪していた岸田首相が、ベトナムのファム・ミン・チン首相に代表選手のサイン入りサッカーボールを贈呈しました。
“サッカー外交”はあまり日本では聞き慣れない言葉かと思いますが、先月はベトナム代表のサイン入りボールが日本へ送られたりもしています。アジアでのサッカーの立ち位置を再確認するきっかけになりました。
徐々に盛り上がる東南アジアの女子サッカーリーグ
J2アルビレックス新潟の姉妹チームであり、シンガポールプレミアリーグに参戦するアルビレックス新潟シンガポールが新たに女子チームを立ち上げ、今月開幕予定の FAS Women’s Premier League 2022 に参戦することを発表しました。
選手とコーチの名前を見ると、オールシンガポール人で構成されていますが、外国人選手も登録が出来るはずなので、今後は日本人女子選手の加入があるかどうかが注目されています。アマチュアリーグではありますが、東南アジアでも女子リーグは盛り上がりつつあります。
マレーシアにも女子版スーパーリーグがあったり、カンボジアも女子リーグに力を入れていたりとASBとしても追いかけていきたいと思っています。
タイリーグ1部の全日程が終了
タイリーグ1部の最終節が昨日開催され、これでタイリーグ1部の全日程が終了しました。
今シーズンは石井正忠監督率いるブリーラム・ユナイテッドが優勝、手倉森誠監督の率いるBGパトゥムユナイテッドが準優勝と、日本人監督がワンツーフィニッシュを果たしました!
石井監督と手倉森誠監督は、今シーズンのタイサッカー協会アワード(正式名称:FA Thailand Award)のCoach Of The Yearにもノミネートされています。
世界のニュース
日本人の女性主審が初の男子W杯担当へ
これまで、JリーグやACLでもレフェリングを行ってきた山下良美主審が、フランス、ルワンダの審判と共に
女性としては初めてワールドカップのレフェリングを行うことが発表されました。
今回W杯の担当審判に選出されたのは129名で、日本からは山下主審1人でした。
FIFAの審判委員長は「われわれにとって重要なのはクオリティであり、性別ではないことを強調したい。将来的には男子の主要大会にエリートレベルの女性審判員が選ばれることがセンセーショナルなことではなく、普通のことだと認識されるよう願う」とのコメントを発表しています。
山下良美主審が女性史上初の男子W杯担当へ!! 日本から唯一のカタール大会選出
UEFAチャンピオンズリーグはレアル・マドリードが優勝
大勢の観客が詰めかけたことによりキックオフ時間が大幅に遅れたリヴァプール対レアル・マドリードの頂上決戦は、0-1でレアル・マドリードが14度目の優勝を果たしました。
シュート数は3対23という差がありながらも、勝ちきる勝負強さは流石の一言です。リヴァプールからは出場こそなかったものの、南野拓実選手がベンチメンバーに名を連ねていました。