先日、ヴィッセル神戸の退団を発表したイニエスタ。現役続行の意思を示す世界的なレジェンドの去就を巡っては、全世界で様々な噂が飛び交っている。
今回は、その中から噂があったアジアの国・クラブを紹介する。
ペルシブ・バンドン(インドネシア)
6月上旬、インドネシアのYouTube「Seputar Liga」は、『熱い移籍市場!イニエスタがペルシブに加入』と名付けられた動画を発表した。ペルシブとは、熱狂的なサポーターを抱えるインドネシア1部の強豪クラブ「ペルシブ・バンドン(Persib Bandung)」を指す。
これを受けて、インドネシアのスポーツメディア「MapayBandung.com」はファクトチェックを実施。同選手が日本国外のクラブへの移籍を検討している事以外は何も決まっておらず、またペルシブの監督も選手獲得について言及していないということで、このニュースはフェイクニュースとされた。
ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
タイリーグ王者「ブリーラム・ユナイテッド(Buriram United)」もイニエスタの獲得交渉中であるという報道が出ている。同クラブはリーグのほか、2つの国内大会でも優勝し、現在2年連続で3冠を達成中。この勢いを継続するために更なる戦力アップを目論んでいるとされている。
このニュースはマレーシアが発信源となっており、日本のメディアでも報じられたが、タイ本国では話題に上がっていない。その後の続報もないことから、フェイクニュースと見られている。
サウジアラビア
先日クラブの民営化が発表され、大量の資金が投入されるサウジアラビアリーグからもオファーが届いていると言われている。
サウジリーグではクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)がプレーする他、先日はフランス代表ベンゼマ(レアル・マドリード→アル・イテハド)、カンテ(チェルシー→アル・イテハド)の加入が発表された。クロアチア代表モドリッチなども獲得オファーの噂があり、資金は潤沢にある。
しかし、同じくサウジアラビアリーグへの移籍の噂があったメッシは最終的にMLSを移籍先に選んでおり、中東の慣習や文化に適応できるかがネックになるだろう。