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【カタールW杯】どちらが人気?ワールドカップ vs スーパーボウル

“サッカー”と呼ぶか”フットボール”と呼ぶか。
フットボールといえばいわゆる「アメフト」を指すアメリカでは、この話題は日本でいう「サッカーと野球、どっちが人気か」くらいの議論を引き起こすらしい。アメリカのスポーツメディア「WSN」は、この2つのスポーツを代表する大会の競技比較をしている。
本記事ではWSNが行なった両大会の比較を紹介する。

FIFAワールドカップとは?

引用:FIFA World Cup 2022 – Qatar 公式ホームページ

国際サッカー連盟 (FIFA) が主催するシニア男子代表チームの間で4年に1度開催される国際サッカー大会。
各地域の予選を経て選ばれた32カ国が参加し、約1か月間のトーナメント形式で行われる。現在カタールで開催中。

NFLスーパーボウルとは?

引用:MARCA

スーパーボウルは、毎年2月の第1週に行われるナショナルフットボールリーグ (NFL) シーズンの最終戦(年間プレーオフ)を指す。
NFLは年間を通してNFCとAFCの2ブロックで試合が行われる。スーパーボウルはリーグ戦、リーグ戦後のトーナメントを勝ち抜いたNFC、AFCの各1チームが出場し、全米王者を決める大会だ。豪華ゲストを招いてのハーフタイムショーが有名で、過去にはマイケルジャクソン、レディーガガなどが出演してきた。

それぞれの比較

まずお断りしておきたいのが、この2つの大会の単純比較はむずかしい。ワールドカップは4年に1度しか行われず、スーパーボウルは毎年開催されるためだ。

その上で比較していくと、スーパーボウルの広告費用の高さが目に付く。視聴者数の違いも目に付くが、W杯は全世界に散らばった11億人が観ていることに対し、NFLスーパーボウルはアメリカ中心でこの数字を叩き出している。

先日【カタールW杯】公式スポンサー全22社を国別に紹介でカタール大会のスポンサーを紹介したが、ピンポイントにアメリカ市場を狙えるが故に、高額な広告料が設定されているのかもしれない。ちなみに今年行われたスーパーボウルでは、日本から楽天、トヨタ、日産がスポンサーに名を連ねていた。広告枠は完売したとのことだ。

FIFAワールドカップ NFLスーパーボール
収益 50億ドル 140億ドル(NFL全体)
平均広告費用 118万ドル 510〜530万ドル
視聴者数 11億2000万人 9,820万人
チケット金額 550~1,100ドル 3,700~5,239ドル
平均観客数 166,426人 70,081人

(サムネイル引用元:Los Angeles Times)
(データ引用元:Super Bowl vs FIFA World Cup – A Comparison of Championships/WSN.com)

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